そのあとも問題を解くペースは落ちず、面白いくらい課題を進めることができた。
「終わったああ!」
震える手で課題集を手にとり、高く掲げて叫ぶと、みんながびっくりしてざわめきだした。
「こら須藤。静かにしろ」
先生がすぐにわたしを注意したけど、うれしいばかりのわたしは全然落ち込まなかった。
こんなに早く課題が終わるだなんて。
きっとわたしが一番だよね!
むふふ、これから今解いたやつを復習すれば、きっと優秀賞間違いなし!
ぐっと手を握りこんだわたしのところに、お兄ちゃんが急いでやってきた。
「ゆ、憂絵」
「お兄ちゃん!見て。終わっちゃったよ!」



