……でも。 ギプスをつけられた足は、歩いてみても痛みはなくて、ギプス効果は抜群だった。 「よし、これでOK。」 私が普通に歩けるのを見て、お兄ちゃんが笑顔で頷いた。 ………。 ま、いっか。 私はまたベッドに座り、足をぷらぷらさせた。 なんだかんだ言って、結局はお兄ちゃんに助けてもらったわけだし。 お兄ちゃんの望み通り、足が治ったらこれつけて走ってあげよ。 走るだけだし…ね? 「さて。じゃあ、俺は戻るかな。ちょうどもうすぐ試合始まるし。」