なんでって…… …なんでだろ。 佐伯先輩に嫉妬……っていうのも、あるけど… 「……わかんない。」 そう言ってお兄ちゃんを見上げた。 お兄ちゃんが悲しそうな顔するから、なんだか悪いことしてる気持ちになった。 いつのまにか固くしてた体から力を抜くと、お兄ちゃんはほっと息をついて腕を離してくれた。 ま、いいか。 今日私を怒らせたことに懲りて、しばらくは安全に生活できると思うし! 「よかった。今日は何としても優絵に協力してほしいことがあって」 ん?