思わず足を止めてしまった私を、怜奈ちゃんが不思議そうに振り返った。 「どうした?すぅちゃん?」 「………」 私は口ごもったまま、目は自販機から離せないでいた。 だって…… 私がまさに用事のある自販機の前に、お兄ちゃんと…… 佐伯先輩がいた。 「………」 走り去りたい衝動にかられながらも、そうできないでいる。 楽しそうに笑いあう2人から、目を離すことができない。 どうして……