キャッチャーを操るも、案の定ぬいぐるみは嘲笑うようにすり抜けて
玲人はほんとに嘲笑った。
「ぶっふ!お前へったくそじゃん!」
「玲人がやれっていうからやったんじゃないのっ」
だからやりたくなかったのにーっ!
むうっとむくれると、玲人はちょっとだけくすっと笑った。
「ほら金!次俺がやるから」
お金を催促してくる玲人にしぶしぶ硬貨を渡すと、
玲人は意気揚々と袖まくりした。
「見てろよ。俺結構うまいんだぜ」
「言ったね。失敗したらアイス奢ってね」
「いいけど、奢るのは俺じゃなくてお前の兄貴だからな。」
「あ」
そっか。
そうだった。
アイスなんて奢らせても痛いのはお兄ちゃんの財布だけで、玲人は痛くも痒くもないんだった!



