「さーてと、どこ行くかな♪」 楽しそうな玲人の数歩後ろをしずしずと歩く。 もちろん何か勝手なことをしないようにしっかり見張りながら。 そんな私を振り返って、玲人はフンと鼻を鳴らした。 「彼女役ってのが、お前なのが気に食わないけど」 「日菜子にこんな役させられるわけないでしょ!そこだけは譲れないからね!」 「へいへい」 ひらひらっと手を振って、ヤツはまた前に向き直った。 くぅ~… 人質がいるからってエラソーにして!!