――――――
――――――――
ピピピピピピ……
ああ、
目覚ましが鳴ってる。
起きなきゃ……
そう思って目覚ましに手を伸ばした瞬間
ドッカーン!!!
「きゃあああーっ!?」
スコーンスカーンピヨヨ~ン、コロロロ……
ポスッ
私の頭に、アヒルがきれいに着地した。
「………」
私はアヒルを頭に乗っけたままドアのほうを見て、入り口に立つ人物を確認するとボフンと枕に顔を埋めた。
ドアのところにいた人物は軽い足取りで私のベッドまで近づくと、そっと布団を剥ぎ取った。
「おはよう、優絵ちゃん。よく眠れた?」



