身体が冷えていき、 走り続けて私の体力は どんどん消耗されていった。 私は身を隠し、少し休むことに した。 だが、ビチャビチャと 誰かが歩いてくる音が聞こえた。 後ろを振り返るとずぶ濡れに なってナイフを持った都賀くんが 私を追いかけてくる姿が見えた。 「………っ!!」 私は恐怖で駆け出し、 そして―――――