「満月、どうしたんだよ? 顔が真っ青だぞ」 都賀くんの手が私に近づいて くる。 「いやっ!!触らないで!!」 私は都賀くんの手を思いっきり 叩いた。 「……満月?」 不思議そうに都賀くんが 私を見つめる。