「満月が俺と付き合ってんのに 沢谷と一緒にいることが多いから あいつが邪魔なんだよ。 ときめかれるとかまぢ勘弁っ!」 そう言ったあと、 沢谷に対する憎しみが 心底から溢れ出してきた。 「俺は一目見たときから 満月のことが好きだった。 やっと、付き合えたのに! あいつが!あいつが!」 バンッ 俺はおもいっきり壁を殴った。 「邪魔なんだよ…沢谷が! 満月は俺のものだ。 誰にも満月を渡さないっ!!」 三人の男達は何も喋らない。 辺りはシーンとなっていた。