ねぇ、満月。




俺達は山に行くために
準備をしてさっそく向かった。


思ったよりも目的地の山への道のりがかなり遠かった。


電車やバスを使って三時間も
かけて自然ばかりで人家が
少しある程度の田舎町に
やってきた。


「よし。今からあの山に登るぞ」


親父は小さめの山を指指した。


これなら、もう少しで
目的地に着くだろう。


しかし、その考えは甘かった。