なんでそうなってるんだろう?


「ちょっと!」


咲帆ちゃんが 私の前に出た


「なんで麻美が朔哉の事


たぶらかしてるのよ?


てか 朔哉の事好きなら


本人に直接そう言えば?」


そう言いながら 女子達に


怒っていた


「あんたには関係ないでしょ?」


「あるわよ! そうやって


麻美にヤキモチ妬くなんて


玩具取られた子供じゃないんだから・・・


てか 1人じゃ何も出来ないの?


可哀想な人達 行こう麻美」


咲帆ちゃんは 私の手を引きながら


廊下を歩いた


なんか・・・さすがっていうか


「・・・咲帆ちゃん」


「ああいう奴には ビシッと


言わなきゃ!


また何か言われたら朔哉に言いなよ?


あ 私でもいいからね」


「ありがとう・・・」


朔哉君に声をかけられると


ドキッってする


わかってるの・・・この気持ちの答え