訳あり少女と王子様



「いいぇ。はい、ここですよ。誰か指名されますか?」

店の扉を開けた瞬間、
彼女は晶の席まで走って行った。


『嵐さん?あの方、誰ですか?』

後輩が話かけて来たため
彼女を追うことが出来なかった。


ま、行ってもどうにもならないか。

「客?だ。いや、身内かも知れない。顔似てるだろ?」


『そう言われれば…あ、嵐さん呼んでますよ?』