このままどうにか逃げ切りたいところである。

それでも男たちの人数が半端ない。

4、5人が7、8人9、10と増えている。

協力要請しているわりに頭が悪そうな奴らで

安心した。

二手に分かれて挟み撃ちとか考えるタイプでは

なかったのが唯一の救いである。

「はふっ」

スーパーはなまるはもうどこへやらだ。

アイスどうするんだ!!

最悪、箱アイスは明日にしてコンビニで

パ○コの白いヤツだけでも買おう。

それにしてもこれ帰りどうするかな?

交番で住所聞いて地図貰おう。

タクシー代なんて勿体無いもの。

果たしてそう上手く行くものなのか。

追いつかれたら何されるんだろうか?

お財布は確実に毟り取られるんだろうな。

それから踏み潰されるのだろうか?

このチビがとか言われるに違いない。

まさに追いはぎではないか!!

日本の警察の皆さんどうかこういう

ヤツの逮捕に力を入れて下さい。

無実な女子の危機です。

せめて、顔だけでも死守ね。

これ以上不細工になったら本当に

どうしようもないわ。

自分で言って悲しいってこういうことなのね。

もうさっきから会話がない。

妄想し放題ではないか!!

って、そんな場合か。

逃げてる間に妄想とかしてたら逆に

気味悪がられて居なくなんないかな。

でも、多分狙いはあたしではなくクルミ

ちゃんだから意味ないな。

どうもあたしは女の子としては微塵に

思って貰えないのかな?

確かに服装ありえないぐらいダサい。

下駄しか褒めどころがないもん。