まさか吸収して循環してる?

いや、ありえない。


……あぁ、もしかして、夢なのか……?

ずっと考え事をしていた。





──長い長い、夢の終わり。


ふと、光が差したんだ。

真っ暗な闇に、一筋のまっすぐな光。


ずっと鳴り響いていたように聴こえる曲が――止まった。

女が消えたことに気付いた次の瞬間、今度は今までと真逆な真っ白な空間が現れた。


真っ白……と言うより、まぶしい。


目が慣れてくると、今度はカーテンが見える。

久々に立体を見た気がして、ちょっと感動したほどだった。


朝が来たのかもしれない。


……なんだか騒がしい。

そう言えば、ここどこだ?