「……由衣が?」

「なんだよ、由衣さん知ってんのかよ?」


あの人、そういう関係だったのか……。


「まぁ、それ以上の何かもあるらしいけど……」


……それ以上の、なにか?


「まぁ、そこは俺も知らね。とりあえず、兄としては双子が仲良くゲームしてる姿が嬉しくてたまんねぇんだよ」


……兄としては、か。


この日は家に帰るまで、ずっとリーダーと弟のことを考えてた。


だって、何で兄弟でもない奴らがそこまで詳細を知っているのか?

しかもリーダーの。


……それくらい、大きなことだったのかと、気になったり、『呪い』とタイミングがバッチリ合っていたことが……引っかかったり。

由衣がそんなスゴい事やったのかよ?なんて思ったり。


まぁ考えすぎな部分もあるかもな。