1コ下のキミ



その言葉を聞いて、俺は天に召されるのを感じた。

わぁ……お花畑だ。

親父が言ってたな、花畑のまん中にある川の橋を見たら全力で逃げろって。


あはは、ははっ、はぁ……この川のことかな?


「戻って来い」


そしてコメカミに激痛が走った。


「イテェ……かもしれない」


頭がグワングワンする。


「そりゃ全力で殴ったからな」

「殺す気か!?」

「逆だ逆!逝くのを引き止めたんだろ!そして現実を見ろ、向き合え」


あれ、現実って何だっけ?

殴られたせいで記憶が幾分か吹っ飛んだかな?


「お前と木岐郁未が付き合ってる噂は既に大体広まってる」

「嫌だ!」

「ワガママ言うんじゃありません!!」

「なんでそうなった!?」