1コ下のキミ



「洸稀、お前は鬼か」

「なんでそうなる?」

「あれからあーなってこーなってからが初めてなんだよ!」

「初めてしかわかんねーよ!」


実は、郁未と付き合ってからはまだクラスに行った事がない。

つまり俺は、怖いのだ。


よくあるだろ?

髪切った後、クラスでの反応がなぜだか怖い。

教師に怒られた後にクラスに戻ると恥ずかしく感じる。

そして、誰かと付き合うと、誰かに話すまではなんとなく気まずいあの感覚。


まさにそれだ。

このことを一切知ってる奴がいないはずなのに、クラスに行きたくなくなる!!


「お前のソレはヘタレだ」

「ねぇの?そういうの」

「いつか行くなら早く済ませた方が楽になるだろ」


……俺がヘタレなだけか……!!


「さっさと行けよ。どうせもうみんな知ってんだから」