私も帰ろ。ちゃんとお金を置いて行った香に感心。 「***円です」 代金を払い、家に帰る。のが、普通なはず…… なのに、私はお店を出て、家の角に近づくと誰かに頭を殴られた。 「……っ!?」 痛みで目が覚め、辺りを見回すと誰かの部屋のようだった。 ―だれ?― 「あ、やっと目覚ました」 ドアが開き、入って来た人はニコッと笑い私に歩み寄ってきた。私はその分後退る 「怖がらないでよ。俺は琉生」 琉生…どこかで聞いた事がある。どこだろう……