そう思ったけれど、私は黙ってナナミの後に続いた。
私たちは校門を抜けて、近くの喫茶店へ向かった。
入学式当日に、ナナミと2人で来た場所だ。
思えば私たち、龍ヶ崎にいる誰よりも付き合いが長いんだ。
まだ、高校1年の初夏だっていうのに。
カランカランと、相変わらず心地いい音色が響いて、茶色い扉を開く。
中はヒンヤリと涼しくて、後ろから見ているとナナミのにじんだ汗がひいていくようだった。
私たちは校門を抜けて、近くの喫茶店へ向かった。
入学式当日に、ナナミと2人で来た場所だ。
思えば私たち、龍ヶ崎にいる誰よりも付き合いが長いんだ。
まだ、高校1年の初夏だっていうのに。
カランカランと、相変わらず心地いい音色が響いて、茶色い扉を開く。
中はヒンヤリと涼しくて、後ろから見ているとナナミのにじんだ汗がひいていくようだった。



