栗田の好きなクラシック音楽ではない。 最近売れているアーティストの曲だ。 沙耶香が、携帯電話の着歌に設定していた。 「……お姉ちゃん!?」 弾かれたようにベッドから離れ、耳をすませる。 栗田に腕をつかまれるが、それを振り払った。 「お姉ちゃん!? お姉ちゃんでしょう!?」