お姉ちゃん……。 昌代の事を考えると、こんな状況に関わらず涙がこぼれた。 こうやって、死んだんだね。 1人で寒い寒い山の奥で……。 栗田君に、こうやって……。 その、瞬間だった。 聞きなれた音楽が部屋の中に流れ始めたのだ。 「なんだ!?」 驚いて、栗田が沙耶香から体を離す。 「この曲……」