19の夏~私の愛した殺人鬼~


 いつの間にかベッドの上に寝かされていて、目の前には栗田の顔があった。


「栗……田君」


 か細い声が出る。


 栗田はニッコリといつもの笑顔を見せて、沙耶香の頭をいとおしそうに撫でた。


「ここは……どこ?」


 見たことのない部屋。


 知らない匂い。


 体を起こそうとしたけど、力が入らなかった。