いつの間にかベッドの上に寝かされていて、目の前には栗田の顔があった。 「栗……田君」 か細い声が出る。 栗田はニッコリといつもの笑顔を見せて、沙耶香の頭をいとおしそうに撫でた。 「ここは……どこ?」 見たことのない部屋。 知らない匂い。 体を起こそうとしたけど、力が入らなかった。