19の夏~私の愛した殺人鬼~


 そしてまた立ち上がると、今度は新田へ向けて、

「例えば、このロゴを見た時に『最初の催眠状態へ戻る』という催眠をかけられていたとすると、いつまで時間が経っても誰かにコントロールされた状態から抜け出すことはできない」

 と言った。


「つまり、二重の催眠か……」


 そう呟き、新田は眉間のシワに指を当てた。


「ねぇ、幸也君。問題はあなたがどこで催眠にかかったか、なのよ」


「……サイトに登録する時」