カラーコンタクトだろうが、強くひきつけられる目をしている。 服装は今時の若者らしく、ダボッとした大き目のTシャツを着ていて、ダルそうに見える。 「誰?」 その青年にもう一度聞かれて、藤堂はようやく口を開いた。 「あぁ。実は、人を探しててね。飯田沙耶香ちゃんってこの学校の子だよね」 「おじさんさぁ……人の質問聞いてる? 誰って言ってんのぉ……」 青年はガムをかみながら、口元に微かな笑みを見せて言った。