「なんだ?」 ネコが意外にもすぐに返事をしてくれて、ホッとしたように口を開いた。 「ここって、なんなんですか?」 「事務所だけど」 「事務所……?」 適当な説明しかしないネコに、幸也がわかりやすく説明をしてやることにした。 「ネコの能力で仕事をしてるんだよ。ここは幽霊に関する探偵事務所ってこと」 「探偵事務所……。そんなものがあったんですね……」 物珍しそうに何度か頷いたあと、紗耶香は何かに気付いたように、 「あっ!」 と、声を上げた。