しょうがなく諦めて隣をチラッと見ると、失礼最低男と目があった。 「なんだよ」 ―いや、お前こそなんだよ。 そう思ったが、また言い争いになると思って、なにも言わずに黒板の方に顔を向けた。 「おいちび」 言い争いになら無い為に顔を背けたが“ちび”と言う単語に、その意志も砕け落ちた。