さよなら異邦人

『サンちゃん、いっぱい悩んでいるけれど、その答えを他人に求めてはいけないの。

あなたが、新たに増えた同居人の女の子達と、この先うまくお付き合いして行けるかどうかは、全てあなた次第なのよ。

確かに、一つ屋根の下で見知らぬ人間と生活を共にするという事は、大変なエネルギーを必要とします。

ましてや、言葉も国民性も、育った生活環境も違い、その上異性なんですから、うまく行く方が奇跡なんです。

でも、社会とはそういう場所なの。

同じ日本人同士でも、理解出来ない人はたくさん居ます。

私とかリュウノスケさんだって、他の人達から見れば、理解し難い人間だと思いますよ。

理解しようとするから、却って誤解が生まれるのではないでしょうか。

理解ではなく、認め合う事が大切なんです。

私達大人でも、その辺を勘違いし易いんです。

相手の趣味や嗜好、考え方、全部認めてごらんなさい。

そうすれば、見えなかったものが、見えて来ます。

それは恋愛でも一緒。

異性を好きになる時って、理由なんてないでしょ?

最初は、みんなそういった感情の動きに正直に動くから、好きになって行くと思うの。

嫌いになる時も一緒じゃないかな。

あっ、でもこの感情は私には判らない。

だって、嫌いになりたくなかったから、離婚という形を取ったんだもの。

ずっと、リュウノスケさんを好きでいたかったから、離婚という形を取り、それ以前の状態に戻っただけ。

今でもリュウノスケさんを大好きだし、愛しているから。

理解しようと思わないでね。

認める事なのよ。

最後に、母親らしく一言。もし万が一、女の子を好きになって、エッチしちゃっても、必ず避妊だけはサンちゃんがしなきゃ駄目よ。

じゃあね (=⌒▽⌒=) 』