さよなら異邦人

母からの返信は、駅に降りてから届いた。

読んでみてびっくり。

少しも息子の苦悩を察してくれていない。たった一言、

悩みなさい。

これだけしか返事が書いてなかった。

僕は首を傾げた。いつもの母なら、僕の相談事には、こっちがうんざりする位、いろんな事を言って来たりメールをくれたりするのに。

考えてみれば、母が父にアニータ達の事を頼んだから、こういう事になってしまったんだ。

お返しに、僕は延々と愚痴ばっかりのメールを送った。

そのまま返信は無いだろうと思っていたら、十五分程して届いた。

今度のメールはやたらと長かった。

それには、悩みなさいと言った意味も書かれていて、二度、三度と読み返しているうちに、やっぱり母だなと納得した。