さよなら異邦人

余り遅くなるといけないからと、一時間ばかりして別れた。

結局、母と何の為に会ったのか判らなくなってしまった。

そのまま里佳子とも別れ、憂鬱な気分で家路に着いた。

電車の中で、母にメールを送った。

相談したかった事を伝える為に。

こんな事なら、最初からメールで相談して置けばよかった。

長い文面のメール打っている最中に、里佳子からメールが来た。

『素敵なお母様だね o(〃^▽^〃)o

今度は、お父様にも紹介して o(^-^)o』

アホらしくて返信する気も起きなかった。

母以上に勘違いし易い父だ。

里佳子を紹介するなんて、絶対にやばい。

それだけじゃない。

彼女を見たら、リュウノスケの事だから100%、いや200%の確率で、僕そっちのけで口説き始めると思う。

酸いも甘いも知っている年上の方が、君を幸せに出来るんだぜ……

絶対こう言うに決まっているんだから……。