TURUKOさんから、二度目の書き込みがあった。


『更新分、ちょっとどきどきしながら拝読しておりました。

 サンジュとリカコ、ほんとにはらはらさせますね。

 二人が結ばれるのかなと思いきや、更新分の最後、

 気になるような終わり方。

 アクタガワさん、この先、どうなるのですか?

 毎日お仕事でお疲れでしょうが、どうかお体には気を付けて下さいね。

      TURUKOより 』


『TURUKOさん、いつも応援して頂いて、心から感謝致します。

 二人の関係は、神のみぞ知る…なんて書きますと、作者として無責任ではない
 かと言われそうですね。

 でも、実際この先どうなるのか、私自身手探りの状態なんですよ。

 決して、わざと気を持たせているのではありません。

 完結まで、目を離さず楽しみにしていて下さい。

 それでは又。

      アクタガワ ナオキ 』


「ファンレター?」


 TURUKOさんへの返信を妻が横から覗き込んで来た。


「え、ああ、まあそういうところだ」


 意味も無く私はうろたえ、画面を慌てて編集ページへと切り替えていた。


「何も隠さなくたっていいのに」


 妻が苦笑いを浮かべた。