さよなら異邦人


『一応、書いてあるところまで読んだ

 細かいとこは、正直よくわかんない

 ちょっとギモン

 アニータとサンジュがくっつくんじゃないんだ(?_?)

 リカコはオレ好みかも:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

 それと、難しい漢字が多すぎた( ̄ー ̄)

 けっこう、ページぎっしり文字が埋まってるし

 でも、小説っぽいね

 悪くはないと思う

 でも、今時こんなおこちゃまな高校生っているかな

 少なくとも、うちの高校にはいないな

 そうそう、オヤジのリュウノスケのぶっ飛び具合が面白かった

 ま、がんばって ほんじゃ(^-^)ノ~~ 』



 息子なりに感じた感想……。


 もっと辛辣な批評を期待していただけに、ちょっと肩透かしを食らったような物足りなさを感じた。


 それでも、私の身体の中には、満ち足りた思いが溢れていた。


 今度は娘にも読んで貰って……


 そんな事を考えながら、バスの中で野うさぎを開き、『さよなら異邦人』の管理ページをクリックした。


 何気に感想ノートを開いてみると、それまで誰も書き込んでいなかった欄に、一件の書き込みがあった。ネームを見ると、初めての来訪者だ。


 私は、貪るように文字を追った。