さよなら異邦人

 始業15分前に事務所でタイムカードを押す。


 若い社員達が、昨日のパチンコの結果を自慢しあっていた。


 揃いの作業着を着た者達は、この会社の社員だが、それらとは違う一団が倉庫の前に固まっている。


 派遣会社から送られて来た作業員達だ。


 もう一つ特徴的なのは、彼等は皆外国人だという事。


 私はその彼等の監督指導を兼ねた現場リーダーである。


 尤も、現場リーダーと書くと聞こえは良いが、実際には雑用がメインの窓際族みたいなものだ。


 貨物船が多く入港する本牧港の一角に、私が勤める会社がある。


 扱っている物は、輸入物の建築建材や家具用の合板。


 殆どが中国で加工された木材である。