そう言って、あたしはためらいなくテストの結果を見せる。 あたしはこう見えて、テストは常にトップ5以内。 ママ曰わく、 あたしは要領がいいんだって。 そして、こういうところが、あたしはパパと似てるらしい。 「おぉ、頑張ったな。」 そう言って、髪を撫でてくれるパパ。 あたしも拒むことなく、パパに甘える。 それを友達に言ったら、『変。』って言われたけど。 こんなにカッコいいんだから、仕方ない。 むしろ、お父さんを気持ち悪がる友達の気持ちは、あたしにとって理解できないものだった。