そして ―――――― 月日が流れて ―――― 3月 ――――― あれから、 一真は、自分の進路を決め、 今までの遅れを取り戻すかのように 勉強に力を入れてた 俺も、一真に協力しながら 図書館や、お互いの部屋で 必死に勉強した 「なんで、お前って あんな難しいとこ 簡単に合格しちまうんだぁ? センター試験でも トップ20入ってたらしいじゃん なんで、東大にしなかったんだよっ 茉由子のために 近場の京大だなんて…」 一真が皮肉っぽく俺に言う