それからその時のことを五人に話したり、自慢したり、可愛かったとか可愛かったとか可愛かったとか言ったりした。

想も負けちゃうくらい激カワだから、とか言ったら複雑な顔をしてた。


城那さんとは時々会って状況を聞いたりした。


一回だけ、紅音ちゃんとも会ったけど、五人の悪口言いたい放題でびっくりした。

城那さんの妹かと本当に疑ってしまうほど二人は正反対で、これじゃ紅音ちゃんが城那さんの妹だって分からないはずだって一人で納得した。


それとたぶん、これは蛍都と想の時と似てるんだと思う。


ウジウジしていた城那さんが見ていられなくて、たぶん紅音さんは自分から行動を起こした。

でも城那さんは敬語のことを話して、それまでは自分のことを伏せておくように言ったんだと思う。

それをしぶしぶ受け入れたんだと思う。


無理やり罰ゲームと言ってあたしと想を会わせたあの時を思い出す。