「歩くんっ!!?」 「そんなに慌てなくてもいいじゃん。これも授業だから」 「じゅ…ぎょう?」 「そ。昨日しなかった分、今日は居残り授業」 そう言って、また歩くんは私の頬に唇をつける。 わわわわわっ…!? 「じ、授業ってこんなこともするの?」 「もしゆきが長瀬とつき合ったとして、きっと長瀬だってゆきにキスぐらいする。 その時にゆきがそれを拒んだらきっと……」 「長瀬はゆきを嫌いになる」と言って、真剣な顔で私を見た。 き、嫌われるっ!?