「…沙月?」 後ろから誰かに呼ばれた。 後ろを振りかえると 驚いた顔をしたお父さんがいた。 「沙月!何でこんなところに いるんだよ」 「お父さんこそ!会社は?」 「今は休憩時間なんだ。 それより、学校は どうしたんだよ?」 ガシッとお父さんに手を 引っ張られた。