ねぇ、先生。




沙月は私達をギロリと
睨み付けた。


「な、何?
そんなに睨むことないじゃん…」


亜優は少しおどおどと
しながらも言った。


「…もういいっ!!」


沙月は森の中へ入って行った。


「…さすがにやりすぎ
じゃない?」


私がそう言うとみんなも
そう思ってたみたいで
何も喋らなかった。


ただ一人を除いて―……