ねぇ、先生。




「返してよっ!!」


私は高島さんから
お弁当を取り返そうとした。


「こんなの捨ててしまえば
いいんだよ」


高島さんは高原の奥の裏手の
坂になっている森のほうへ
お弁当を投げ捨てた。