「いよいよだね。」 悠斗が校門を通り際に呟いた。 玄関前には人だかりができていて、そこがクラス発表の場なのだろうと推測できる。 人垣をかきわけて掲示板の前に立った。 「…――。」 三人であたしたちの名前を見つける。 「っあ!」