「ねぇ、手、離して」 って言っても、冬夜は離してくれない。 夏なのに冷たい冬夜の手と私の手。 でも、汗ばんでる。 気付けばあともう少しで家に着くところまで来ていた。 誰か知らない人が今の私たちを見たら、カップル。って思うのかな? 手を繋いで歩いているから。 冬夜って強引。 まぁ別にかっこいいから許しちゃう自分がいる。 普通はこんな状況になったら、相手を好きになるんだろうなぁ。 でも、私は少し意識しちゃうだけ。 やっぱりまだ中川が好きみたい。