私は冬夜から目が離せなくて、立ち止まる。 「どうして、こんなところに?」 秋とはいえ、夜は冷える。 まさか、こんなに寒い中、私のこと待ってたの? 「黒川……?って冬夜じゃん」 立ち止まった私の所に中川が戻ってきた。 「中川と一緒だったんだね……。藍、遅いから心配した」 冬夜は立ち上がり、こちらへ歩み寄る。