君はガラスの靴を置いていく






それから黙々と勉強をして、集中力が切れたまるが雑談し始める。


『ねぇ、糸井さんって宮澤のどこがいいの?』


その質問に千花の手がピタリと止まる。これって俺が居る時にする話?


『え、どこって…………』

千花は戸惑いながら隣の俺を気にしていた。その顔はもう勉強モードの顔じゃない。


『だって宮澤と付き合うと大変じゃない?喧嘩とか糸井さんがする所全然想像出来ないよ』


『喧嘩とかはまだ………』


『え、まじ?宮澤女子を怒らせる天才だよ?付き合うと大体喧嘩してるし』



---------------だから、これは俺が居る所で言う事ですか。俺はどんな立場で聞いてればいいんだよ?



それに色々語弊(ごへい)がある。喧嘩って言うか向こうが勝手に怒ってる事が多い。

基本、面倒になると相手にせず放っておくから余計にイライラするらしい。



『宮澤は言わないと分からないから、糸井さんも言いたい事我慢しないで言った方がいいよ?何かあったらいつでも俺に言って』


『なんでだよ?』


さすがにこれは突っ込んだ。どさくさ紛れて千花と仲良くしようとするんじゃねーよ。


その後もまるの暴走が続き、課題がこれ以上進む事はなかった。