君はガラスの靴を置いていく






多分、普通なら千花は長い方だけど俺が強すぎるんだと思う。自分にこんな特技があったなんて。



『このままだと俺の勝ちだね』


『まだ平気だよ、だってほら…………』



千花がそう言った瞬間、火の玉がポトッと落ちた。でもそれは自然に落ちたのではない。


俺が突然千花にキスをしたから。

そして時間差で俺の花火も下へ落ちた。


ドクン、ドクンと千花の心音が聞こえてくる。俺はゆっくりと唇を離し、放心状態の千花に言った。





『-----------千花、俺と付き合わない?』


ずっと前から言うなら今日だって決めていた。長期戦は苦手だし、今の時点で俺に好意がないならこの先も厳しいと思う。


千花はびっくりした後、小さな声で言った。



『……………これが罰ゲーム?』


暗闇で表情が読み取りにくいけど動揺してるのは分かる。


『ううん、キスしたのが千花に対する罰ゲームで告白は本気。』


あの時点で確実に俺の勝ちだったし、なんとなく気付いたら千花にキスをしていた。