君はガラスの靴を置いていく






その後、当たり障りない会話をしてみんな満腹になった頃、一人の女子がでっかいビニールのイルカを持ってきた。



『ってかこの後もみんなで遊びません?
海は大勢の方が楽しいし♪』


なんとなく予想はしてたけど、このまま後輩達も合流する事になった。水着ギャルに囲まれてウキウキしてるのは増田だけだけど。


『明日香ちゃん平気かな?後輩が居たら戻って来にくそうだよね』

まるは相変わらず人の心配ばかり。まぁ、これが良い所なんだけどね。


『別に大丈夫じゃね?子供じゃないんだし。何かあったら連絡くるだろ』とか他人事みたいに言う俺はやっぱり冷たいのかもしれない。


俺はとりあえずシートに座って、カバンから携帯を取り出した。そう言えば海に来てからチェックしてなかった気がする。

携帯には千花からのメールが届いていた。



【今お昼の休憩中、洋平君は今日なにしてる?】


それは2時間ぐらい前に届いていたメールだった。

あれ、ってか海に行くって千花に言ってなかったっけ?千花は束縛しないから喧嘩にならないけど元カノ達とはこうゆう所でよく喧嘩した。


俺は聞かれないと自分から言わないから、事後報告は当たり前。俺的には彼女になった途端、どこに行くの?誰と行くの?って聞いてくる方がイマイチ理解出来ない。