君はガラスの靴を置いていく




---------------------------------------------
--------------------------




昼食を買いに行っていたまるに聞くと返事は即OK。勿論、増田もしっぽを振って付いてきた。

一応明日香にも聞いてみたけど、チャラ男と遊んでるからいいって。まぁ、後輩と仲良くするタイプじゃないし。


バーベキューの用意は既にしてあって、そこには悠里以外の後輩が3人いた。



『わぁー、本当に先輩達だ!あ、お肉焼けてるんでいっぱいたべて下さいね』

なんて、皿を強制的に持たされる。こうゆう私気遣いできるでしょ?って女は苦手だ。だけど増田はこんな女にハマりやすい。


『ありがとー!ってか俺の事知ってる?連絡先教えてよ。ここで会ったのも何かの縁だし』

『えーいきなりですかぁ?』


まぁ、勝手にやってくれって感じ。
俺は腹が満たされればいいや。



『洋平先輩、これどうぞ』


俺に取り分けた肉を持ってきたのは悠里だった。
やり方がスマートだし気遣いもわざとらしくない。

多分、計算だろうけど。



『ねぇ、一つ聞いていい?最初から誰か誘うつもりでバーベキューやってたでしょ?』


明らかに女子達だけで食べる量じゃないし、
皿やコップの数も多すぎる。


『はい、わりと声かけたら来てくれるので。でも今日は先輩達が来てくれたからいいです。やっぱり同じ学校だと色々話しも盛り上がりますし。それに………………』


『……?』


『私ずっと話してみたかったんですよ。
洋平先輩と』


ニコリと笑う一宮悠里は多分何人もの男と遊んできてる。その余裕の言葉と甘い声。

その裏側が読み取れてしまうのはきっと、
自分と同じ匂いがするからだと思う。