順位を告げる教師に祈っても仕方のないが、祈ってしまう。 思わず胸元で手を合わせて、ぎゅっと固く目を閉じた。 ──…2位、赤組。 言われた言葉。 刹那の沈黙に落胆を浮かばせた後──… キャアアアアッ!と女子が叫んで、ウオォオッ!と男子が雄叫びを上げた。 何かを考える間もなく、私も叫んでいて。 近くにいた女子と抱き合った。 赤い鉢巻きの余った布が風で揺れる時には、クラスの沸騰も収まり。 1位は青組だと告げた。 秋が終わった。