「さっきやったのにまたかよ!」 「良いじゃん改めて!」 「学級対抗リレーは負けるわけにいかないし!」 クラスメイトたちが形を作り出す。 中々、それに入れず。 輪が出来だしたそれを少し眺める。 「シランさんここ入んな!」 女子たちが私を手招きした。 「……!」 少し、驚いて。それから。 「ありがとう!」 空けられたその輪に入る。 組まれた肩が優しい。 「赤組!突っ走るぞおっ!」 委員長が言った。 「おうっ!」 クラスメイトたち全員の声が、綺麗に一つに溶けた。