それから車で一時間くらい走った。

まず昼ご飯は私の好物グラタンの美味しいお店を
探してくれててそのお店で食べた。


タケはナスミートグラタン
私はシーフードグラタン。


それからタケが見たいと言った
サスペンス物の映画を見て
時間は夕方になった。


そろそろ帰るかってことになった。


まだまだ一緒に居たい
こんなにも時間が経つのが早いなんて
もっともっと時間が欲しい。


「楽しかった!また遊んでくれる?」


と名残おしそうにあたしが言うと
「まだ一緒にいたいな・・・」
とタケも同じ気持ちだったのか
そう言ってくれた。


しばらく無言が続いたが


「オレんち来る?」


「う・・・ん」


家に行くと言うことは
それなりの覚悟して行かないといけなかった・・・。


それを考えない私は
まだまだお子ちゃまだったんだ。


そこから車で30分くらいのところにある
タケの住んでるアパートがあった。


ワンルームとリビングダイニングがあって
少し狭いが一人には十分な広さだ。